ホテル メルパルク広島で災害情報伝達に関するセミナーに参加してきました。
総務省のウェブサイトにあるプログラムです。(クリックで開きます)
参加者は200名を超えており、関係者含めると人の多さにびっくり。
報道機関のカメラも多く関心の高さが伺える会場には機器展示も充実しており、12月定例会で一般質問した中にもあった「ラインアレイ型防災無線スピーカー(ホーンアレイスピーカー)」の説明を聞くことができました!
更には情報共有ディスプレイなど、市民の方に直接関わるハードと災害対策本部にあればスムーズに対応できるハードとソフトと様々ありました。
写真や資料はありませんが、東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター 特任教授 片田敏孝氏の基調講演では、行政・有識者サイドからによる「説得」のリスク・コミュニケーションではなく、市民・避難者サイドに寄り添った「納得」のリスク・コミュニケーションが必要だと言われておりました。
「逃げないのには理由がある。」
その理由に寄り添い、他の視点を提供することで納得してもらい避難してもらう。そのための活動に力を注ぐ必要があると強く納得させてもらいました。
「人は人として逃げられない」
様々な状況でまず自分が逃げるということができるでしょうか。
家族や友人など助けに行きたい人、無事を確認しに行きたい人がいるはずです。そこで逃げるかどうかの選択の余地を見つければ人はどんな行動をとるでしょうか。
その余地は一見無謀に見えても当人にとってはある意味合理的な選択になりうるということでした。
確かに僕も息子や妻を迎えに行ってしまうなぁ。それで死んでしまっても良いや。と思ってしまいました。
これって災害で一番避けたい事象ですよね。
行政や僕のような立場の人ができること、日頃から家庭や地域でやっておいていただきたいこと。本当に振り返ることの多い時間でした。
松井広島市長の7月豪雨災害の状況や復旧状況を伺い、総務省官房審議官からLアラートやG空間防災システムの説明がありました。
その中には公衆無線LAN環境整備支援事業も。
要するにWi-Fiスポットです。これすごく良いなと思っているんですが、大竹市の財政力指数3カ年の平均(H26-H28)は0.83で、支援対象は0.8以下だそうです。
なんとかならんですかね。これの補助率は1/2ですから市が単独で3ヶ所整備する費用で6ヶ所できるわけですよね。
大竹市の一時避難所は5ヶ所ですから市役所含めて6ヶ所できるんですよね。あくまで補助率だけの話なので、自主財源もなければ難しいのですが。
パネルディスカッションも各機関の悩みや要望が聞け参考になりました。