皆様本当にありがとうございました。1日ではありましたが、選挙カーがお騒がせしました。
今は事務処理をしつつポスター剥がしの日々です。
大竹市内のポスター掲示板は105箇所で、立候補時には後援会の方が手分けして全て貼ってくれてますが、剥がすときぐらいは自力で。
とは言いつつ、後援会の方がある程度剥がしてくれているので、残りを確認しながら市内をグルグル。
大竹市議会議員選挙は議員の定数を立候補者が超えなかったため。
無投票となりました。
この無投票をどう捉えるのか。
複雑な心境です。
成立したばかりの大竹市議会議員基本条例の策定の際には2000人に1人が適正な議席数であるとの見解を示しつつ議席数は維持。
27,000人÷2,000人=13.5議席
大竹市の人口規模で考えれば議席は13・14が適正ということになります。
じゃあそうすればいい。
という訳には簡単にいきません。
現在、議案を審議するのは本会議を通じて常任委員会に付託されます。委員会主義というらしいです。
現在常任委員会は2つで総務文教委員会と生活環境委員会。
本会議で全員が全ての議案を審議するのではなく、役割分担して審議しましょうということです。
議会では議長と副議長を選ばないとならないですし、各委員会には委員長・副委員長が必要です。
議長は基本的には審議に出席しますが、積極的に発言すべき立場にはありません。
そして委員長と副委員長は委員会の運営(議事進行)に専念することとなり、積極的に発言できません。
現在16議席で議長が1人。各委員会で正副委員長が2人ずつ。
実質、11人がそれぞれに分かれます。5人と6人。
これが議席が2減れば4人と5人で各議案を審議します。
多くの視点の意見を取り込むには絶妙な数だと思います。
何故、議員の定数を削減するのか。選挙にするためであってはならないと思います。
何故選挙にならないのか。
結局、議員に魅力を感じないんだと思います。
魅力が無いのではなく「感じない」だけだと思いますが、選挙というハードルに立候補という一歩を踏み出すにはそれなりの覚悟と勇気と周辺の理解が必要です。
今年30歳になる僕は幼い頃からの夢のひとつだったので覚悟も勇気もなんとかなりましたが、
日々生活を送る中で問題意識を持っていて議員になりたいと思ったとき、僕の世代や少し上の40代の会社員からなんの保証もない議員になれるのか。
難しくないですか。家族がいるし、子供もいるかもしれない。守るべきものが既にあるんです。
報酬もその躊躇させるひとつではないでしょうか。
月額の総支給は37万円、国民年金や国民健康保険、住民税はそこから支払い、政務活動費は月額18,000円が一年分まとめて支給で216,000円。夏と冬の報酬は手取りで約90万。
総支給の年収が637万円。
僕の世代からするとかなり高収入の部類に入りますが、40代の方からするとなんの保証も無い職に転職する勇気が出る訳がない。地方公務員の40代でみると年収はほぼ変わらないわけです。
地方財政が厳しいといわれている中で議員の報酬を上げるというのには抵抗がありますが、魅力を作る1つの手であることは確かです。
仮に定数を2削減するのであればその削減で浮いた報酬は約1300万。定数14で割れば約92万。
約730万の年収にすることができるわけです。
これでどれだけ魅力に感じるかわかりません。
むやみな報酬削減をすると他に収入がある人や、財産のある人のみの政治になってしまい、一番身近なはずの市議会が今以上に遠くなる可能性もあります。
そいうバランス感覚を大切にしながら考えていかないといけません。
とはいえ、僕自身は報酬よりもやりがいを感じるから議員として働きたいと思っています。
知っていると面白い。知らないからつまらない。
だから、ちょっとずつですが情報発信をして行きますので、よろしくお願いいたします。